ビールと餃子は、幅広い層から不動の人気を誇る定番の組み合わせです。
焼きたてのジューシーな餃子を食べて、キンキンに冷えたビールを流し込む瞬間は、まさに至福のひととき。調理法や具材によって豊富なバリエーションのある餃子は、ビールとのペアリングでもさまざまな楽しみ方があります。
今回は、ビール×餃子のおすすめペアリングについてご紹介します。
ビールと餃子の組み合わせは相性抜群!
ビールと餃子は、性別や年代を問わず、多くの人に愛されるポピュラーな組み合わせです。
香ばしく焼かれたもちもちの皮から溢れる、ジューシーな肉汁。そこへビールを流し込むことで爽快な喉ごしを楽しめ、脂っこさをすっきりとさせます。
また餃子の濃厚な味わいがビールの苦味を和らげ、相乗効果でおいしくいただけます。
餃子と一口にいってもそのバリエーションは多岐にわたり、皮の食感や中身の具材、調理法や味付けなどもさまざまです。
中国がルーツの餃子ですが、実は焼き餃子の発祥は日本。近年では、地域の特色を生かした個性豊かな「ご当地餃子」も全国各地で登場し、お取り寄せグルメとしても人気を高めています。
同じくバリエーションが豊富なビールと合わせて、さまざまなペアリングを楽しめるのも魅力です。
ビール×餃子のおすすめペアリング
ここでは、ビール×餃子のおすすめペアリングについて見ていきましょう。
定番の焼き餃子には「ラガー」
日本で餃子と言えば、定番は「焼き餃子」ですよね。
カリっとした香ばしい焼き面と肉汁がバランス良く調和する焼き餃子には、「ラガー」を合わせるのがおすすめです。
ラガーは、日本で最も流通量が多いビールの代表格です。
穏やかな香りと、ホップの苦みが効いた味わいが特徴で、キレのある爽快な喉ごしを楽しめます。
焼き餃子の肉汁と共に流し込むにはぴったりのビールです。ラガーは味にクセがないため、餃子とビール両方の味を損なわず、ガツンとした肉の旨みを際立たせてくれます。
またラガーは、エール系のビールと異なり、キンキンに冷やして飲むのに適したビールです。熱々の餃子と冷えたビールを組み合わせたいときにも最適です。
水餃子には「ホワイトビール」や「ペールエール」
厚くモチモチとした皮がやみつきになる水餃子。餃子の本場である中国では水餃子が主流で、家庭でもよく作られ主食として食べられています。
水餃子には、「ホワイトビール」や「ペールエール」を合わせるのがおすすめです。
小麦麦芽や小麦を多く使用して造られるホワイトビールは、小麦の旨味が感じられる水餃子と相性抜群です。
独特のなめらかな口当たりと苦味が少ない味わいで、あっさりとした味付けの水餃子をおいしく食べ進められます。
イギリス発祥のペールエールは、金色〜銅色の薄めの色合いで、モルトのふくよかなコクやホップの華やかな香りが特徴です。
水餃子のシンプルな味付けに合わせることで、ペールエールならではの豊かな風味を存分に感じられます。
個性のある餃子には「IPAビール」
香草やスパイスを使った餃子や、イノシシや鹿肉を使ったジビエ餃子、マトン餃子など、個性のある餃子と合わせるには「IPAビール」がおすすめです。
普通のビールと合わせると餃子の個性が勝ってしまい、お互いの良さを感じられなくなります。
IPAビールは「India Pale Ale(インディア・ペール・エール)」の略で、ホップを多く使用して造られるビールです。
アルコール度数は5.5~7.5%と高めで、華やかなホップの香りと苦みを強く感じられます。人によって好みは分かれますが、香りやクセの強いものと合わせても負けない味わいで、お互いの個性を引き立ててくれます。
ビールと餃子のベストマッチを楽しもう
今回は、ビール×餃子のおすすめペアリングについてご紹介しました。
どちらもバリエーションが豊富なビールと餃子は、組み合わせ次第で新たなおいしさを堪能できます。
さまざまな餃子とビールを用意して、お気に入りの組み合わせを見つけるのも楽しいですね。