京都盆地の地下には「京都水盆」と呼ばれる水がめが存在し、その水量は琵琶湖に匹敵するほどの211億トン。 気の遠くなるような年月でゆっくりと濾過された水がここ伏見の地に流れ着きます。 本社内にある常磐井の水は、日本の名水百選にも選ばれている御香宮に湧き出る御香水と同じ水脈です。 悠久の時を経て得られる豊かな自然の恵みこそが「命の水」 この恵みと現代の杜氏の想いが一つとなって、キンシ正宗の酒は醸されているのです。
日本酒の原材料は、「米」「米麹」「水」(純米酒の場合)のみ。
大部分を「水」が占めはしますが「米」もとても大事。
「米」は年によって出来が大きく異なります。含有水分量、心白の大きさや有無、割れの大小、硬さなど毎年変わります。
分析などで数字化もしますが、必ず「米」を手に取りじっと眺めて酒米の「声」を聞きます。
そして毎回毎回、その時の「声」に対して最適な仕事を行います。
例え同じ品種の「米」でも、昨日と今日では仕事の仕方が変わるのです。
酒造りの世界も技術化がどんどん進み、大きな労力を伴う仕事などが機械化されるようになってきました。
ですが、どれほど機械化が進もうとも、機械には「酒」は造れません。
あくまで人が行う「作業」を代わりに行ってくれるだけです。
酒造りがどれだけ科学的に解明されようとも、数字だけでは酒造りは出来ません。
数字だけでは説明がつかない事が多々起こります。
判断を行うのはあくまで「人」なのです。
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京仕込みの心と技を次代へと繋ぐ新拠点。より良い酒造りのステージを求め酒造一貫システムを導入し平成7年度に完成した酒蔵です。
酒造りの行程を見ながら蔵出しの酒を試飲していただける見学を、予約制にて随時行っております。 -
京の造り酒屋と町家文化の博物館。 天明元年(1781年)若狭出身の初代松屋久兵衛がこの地に造り酒屋を創業しました。のちに拠点は伏見に移されましたが、屋敷や酒造道具類は当時の様子や町家文化を伝える文化資産として、今に受け継がれています。
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かつてキンシ正宗の酒を育んできた伝統的建築物の酒蔵に、地麦酒作りのための設備を導入。仕込み水は日本酒醸造に使われていた「桃の井」名水。
これ以上ない環境と伝統の技術によって、京都町家地麦酒は醸造されています。