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アルコール度数の高いビールとは。魅力や銘柄を解説


ビールといえば、爽快な喉ごしや軽快な飲み心地をイメージする方も多いかもしれません。

しかし近年は、じっくり味わうことを前提とした「高アルコールビール」にも注目が集まっています。

通常のビールよりアルコール度数が高く、濃厚なコクや複雑な香りを楽しめるのが魅力です。

食後酒のようにゆっくり味わったり、熟成による変化を楽しんだりと、普段のビールとは異なる楽しみ方ができます。

今回は、高アルコールビールの特徴や魅力、代表的な銘柄についてご紹介します。

アルコール度数が高いビールとは

一般的に、アルコール度数が6〜7%以上のビールは「高アルコールビール」や「ストロングビール」と呼ばれることがあります。

通常のビールは4〜6%程度が中心のため、それを超えるものが高アルコールタイプとして認識されています。

高アルコールビールといっても、単純にアルコール感が強いわけではありません。

麦芽を豊富に使ったり、長期間熟成したり、特殊な製法を取り入れたりすることで、味わいにも厚みや奥行きを持たせているものが多くあります。

スタイルとしては、ボック、アイスボック、バーレイワイン、インペリアルスタウトなどが代表的です。

 

アルコール度数が高いビールの魅力

高アルコールビール最大の魅力は、濃厚でリッチな味わいにあります。

アルコール度数が高いビールは、一般的に麦芽由来の甘みやコク、ホップの香りがしっかり感じられる傾向があります。

なかにはドライフルーツやカラメル、ナッツ、スパイス、チョコレートを思わせる複雑な香りを持つものもあり、ワインやウイスキーのような感覚で楽しめます。

高アルコールビールは一般的なビールより飲みごたえがあるものが多く、一杯をゆっくり楽しむ文化が根付いています。

軽快なビールは食事と合わせて楽しむイメージがありますが、高アルコールビールは食後のリラックスタイムや、自分へのご褒美時間にもぴったりです。

温度によって香りや味の印象も変わるため、キンキンに冷やして一気に飲むというより、少し温度変化を楽しみながら味わうスタイルがおすすめです。

さらに、熟成に向く銘柄が多い点も特徴です。

時間をかけて保管すると、アルコールの角が取れたり、香りに丸みや深みが生まれたりすることがあります。飲むタイミングによる変化も楽しみのひとつです。

 

アルコール度数の高いビールの銘柄

ここでは、アルコール度数の高いビールの具体的な銘柄をご紹介します。

オーストリアの高アルコールビール「サミクラウス」

高アルコールビールを語るうえで外せない存在のひとつが、オーストリアで造られている「サミクラウス」です。

もともとはスイスで誕生した銘柄ですが、その後製造が終了し、現在はオーストリアの醸造所によってレシピが受け継がれています。

年に一度醸造され、約10か月かけて熟成される希少性の高いビールとして知られています。

定番タイプをはじめ複数のバリエーションがあり、アルコール度数は14%前後。一般的なビールとは思えないほど濃密で、麦芽の甘みや熟成感、リキュールのような余韻を楽しめます。

長期熟成にも向いているとされ、時間とともに変化する味わいも魅力です。

ドイツ・シュナイダー社の「シュナイダー・ヴァイス・アヴェンティヌス・アイスボック」

小麦を使ったビールで知られるドイツの醸造所が手掛ける「シュナイダー・ヴァイス・アヴェンティヌス・アイスボック」も、高アルコールビールの代表格です。

こちらはアルコール度数12%。もとのビールを冷却し、凍った水分を取り除く工程を繰り返して、香りや旨味を凝縮させる「アイスボック製法」で造られています。

濃縮された味わいによって、プラムやバナナ、スパイスを思わせる複雑な香りが生まれ、重厚感のある飲み口を楽しめます。

グラスに少量注ぎ、時間をかけて味わいたくなる一本です。

麦芽の味わいが堪能できる「プレミアムロック・ボック」

高アルコールビールを気軽に試してみたい方には、アルコール度数7%前後のボックスタイルもおすすめです。

「ボック」はドイツ発祥のビアスタイルで、麦芽の甘みやコクをしっかり感じられるのが特徴です。

長期熟成によって味に厚みが生まれ、飲みごたえがありながらもバランスの取れた味わいを楽しめます。

濃厚さがありつつも比較的取り入れやすいため、高アルコールビール初心者にも親しみやすいスタイルといえるでしょう。

 

深い味わいを楽しむ一杯

今回は、高アルコールビールの特徴や魅力、代表的な銘柄についてご紹介しました。

高アルコールビールは、単にアルコール度数が高いだけではなく、濃厚なコクや複雑な香り、ゆっくり味わう時間そのものを楽しめるビールです。

熟成による変化を楽しめるものも多く、普段飲むビールとは異なる奥深さがあります。

初めて試す場合は、比較的飲みやすいボック系から始めるのもおすすめです。

温度やグラスにも少しこだわりながら、自分だけの贅沢な一杯を見つけてみてください。