夏の楽しみといえば、キリっと冷えたビール。爽快な喉ごしで、夏の暑さで火照った身体をクールダウンしてくれます。
缶や瓶のビールをそのまま飲むのもおいしいけれど、お店で飲むようなフワフワの泡のビールを自宅で飲めたらもっとうれしいですよね。そんな時に役立つのが「家庭用ビールサーバー」です。
今回は、家庭用ビールサーバーの魅力と選び方についてご紹介します。
家庭用ビールサーバーの魅力
家庭用ビールサーバーの魅力は、なんといってもビールを注ぐ際の泡立ちをきめ細かく作れることです。ビールサーバーで注ぐことで、クリーミーで口当たりの良い泡が長く持続します。
ビールの泡には「フタ」のような役割があり、おいしいビールには欠かせません。 ビールは空気に触れると酸化し、炭酸ガスや香りが逃げたり、味わいや風味が損なわれたりします。
それを防ぐのが、泡のフタです。飲んでいる最中も泡が持続することで、最後までビール本来のおいしさを損なわずに楽しめます。また泡のやわらかな口当たりが、炭酸のパンチのある味わいにメリハリを与えてくれます。
レバーやボタンなど簡単な操作で注げて、泡の量をコントロールしやすいのも嬉しいポイントです。ビールと泡の黄金比とされる「7:3」を実現しやすく、自分好みに調整することもできます。
電池式で電源が不要なタイプや、持ち運びに便利なコンパクトなタイプのものもあり、自宅だけでなく旅先やアウトドアシーンなどでもおいしいビールを楽しめます。
家庭用ビールサーバーの種類
家庭用ビールサーバーと一口にいっても、その種類はさまざまです。大きく以下の3つのタイプに分類されます。
- ・卓上タイプ
- ・ハンディタイプ
- ・ビアフォーマー
ここでは、それぞれの特徴を見ていきましょう。
卓上タイプ
卓上タイプは、卓上に設置してレバーを倒して注ぐビールサーバーです。「スタンドビールサーバー」とも呼ばれます。お店で飲むような本格的な味わいを再現できて、ホームパーティーやイベントなど複数人での利用にもおすすめです。
卓上タイプのビールサーバーは対応しているビール缶が多く、その日の気分で幅広いビールから選べるのもポイントです。中にはビールを2本以上セットしたり、ジュースで割ってオリジナルのビアカクテルを楽しめたりするものもあります。
しかし一方で、ほかのタイプと比べて高価な傾向があることが難点です。サイズが大きいものも多いため、設置や収納に十分なスペースを確保する必要があります。
ハンディタイプ
ハンディタイプは、缶ビールや瓶に取り付けるだけで使用できるコンパクトなビールサーバーです。設置スペースを用意する必要がなく、ひとり暮らしの方でも気軽に使えます。持ち運びしやすいため、キャンプやBBQなどのアウトドアシーンで活用したい方にぴったりです。
しかし小さい分、ビールのメーカーや缶の大きさによっては使用できないものもあります。購入前に、お気に入りのビールが適応しているかどうかを確認しておきましょう。
ビアフォーマー
ビアフォーマーは、スティック形状の機器の先端をビールに浸けて、超音波振動によって泡を発生させるタイプです。ボタンひとつでクリーミーな泡を簡単に作れます。瓶ビール専用・缶ビール専用のものもありますが、グラスに注いだビールを泡立てるタイプであれば、あらゆる銘柄のビールに対応できます。
手軽さは魅力ですが、卓上タイプやハンディタイプと比較すると泡の質はやや粗い傾向にあります。また慣れないうちは泡の調整が難しいことも難点です。
家庭用ビールサーバーを選ぶポイント
家庭用ビールサーバーを選ぶ際は、まずどのようなシーンで活用したいかを考えましょう。
自宅でお店のような本格的なビールを楽しみたいなら「卓上タイプ」、自宅だけでなくアウトドアシーンでも気軽に楽しみたいなら「卓上タイプ」、さまざまなビールで試したいなら「ビアフォーマー」がおすすめです。
また、泡の発生方法にも注目しましょう。ビールサーバーの泡の発生方式には、大きく「炭酸ガス式」と「超音波式」の2種類があります。炭酸ガス式は、炭酸ガス入りの泡によって炭酸が抜けにくく、ビールの酸化を防いでくれます。
超音波式はきめ細かい泡を簡単に作れますが、炭酸が抜けやすいことがデメリットです。泡の質感もそれぞれ異なるため、好みに合わせて選びましょう。
ビールサーバーは使用後に汚れが残ったままだと、次に使用するときに味に影響が出ます。シンプルな構造のものやパーツが少ないものなど、お手入れがしやすいものを選ぶことも大切です。中には食洗機対応のビールサーバーもあります。
ビールサーバーで居酒屋気分
今回は、家庭用ビールサーバーの魅力と選び方についてご紹介しました。家庭用ビールサーバーがあれば、自宅で気軽にお店のような本格ビールを味わえます。きめ細かいクリーミーな泡のビールを楽しみに、じめじめと蒸し暑い日々を乗り切りましょう。