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日本酒の苦手を克服!おすすめの選び方と飲み方


日本文化として古くから人々に親しまれ、今では世界中でその魅力が認められている日本酒。しかし「独特の香りが苦手」「日本酒を飲むと悪酔いする」と、苦手意識を持つ方もいます。

日本酒と一口に言っても、その種類や楽しみ方は多岐にわたります。そこで今回は、日本酒が苦手な方向けに、おすすめの日本酒の選び方と飲み方をご紹介します。

飲みやすい日本酒の選び方

日本酒が苦手な方におすすめなのが「吟醸酒」です。吟醸酒とは、精米歩合が60%以下で、醸造アルコールを添加して造られた日本酒です。花や果実のような華やかでフルーティな香りと、繊細な味わいを楽しめます。また飲み口がやさしく、喉ごしがなめらかなため、日本酒に不慣れな方や苦手意識がある方でも飲みやすいです。

日本酒の独特の香りやアルコール感が苦手な方には、純米酒もおすすめです。品質維持のために添加されている醸造用アルコールが、苦手意識の原因となっている可能性があります。

また日本酒が苦手な方は、原酒は避けた方が良いでしょう。一般的な日本酒は、もろみを絞った後、水を加える「割水」という工程でアルコール度数を13%~16%くらいに調整します。この割水を行わずに造られる日本酒が、原酒です。

凝縮された旨味と芳醇な香りを楽しめるのが魅力ですが、アルコール度数が高く、日本酒が苦手な方には少しハードルが高い味わいです。まずは飲みやすい日本酒で慣れて、苦手意識がなくなってからチャレンジしてみると良いでしょう。

日本酒が苦手な方におすすめの飲み方

日本酒は冷やしたり温めたりすることにより味わいの感じ方が異なり、さまざまな温度帯で楽しめる世界でも珍しいお酒です。では、日本酒が苦手な方はどのように飲むのが良いのでしょうか。

おすすめは、よく冷やして飲む「冷酒」です。冷やして飲むことで日本酒の独特の香りが抑制され、飲み口が引き締まります。すっきりと軽快な味わいになるため、日本酒が苦手な方にとっても飲みやすくなるでしょう。

逆に温めると、香りや旨みが引き立ちまろやかな味わいになる傾向があります。まずは冷酒から挑戦して、日本酒の種類によってさまざまな温度帯を試してみるのも良いですね。

日本酒単体で飲むと日本酒自体の味わいや香りのみに集中するため、苦手意識を感じている方には飲みにくく感じることもあるでしょう。いろいろな料理と合わせてみるのもひとつの手です。

お米を原料とする日本酒は、幅広い料理とマッチします。和食だけでなく、中華や洋食、肉料理、魚料理などさまざまな料理と相性が良く、合わせて楽しむことでお互いのおいしさを引き立ててくれます。

また、適量をゆっくり飲むことも大切です。速いペースで飲んだり適量を超えて飲みすぎたりすると、悪酔いしやすくなります。日本酒に不慣れな方は1合から2合を目安に、合間に水を飲みながらゆっくり飲むよう心がけましょう。

飲みやすい日本酒アレンジとは

日本酒は、アレンジして楽しむことでぐっと飲みやすくなります。大きめの天然氷を入れて「日本酒ロック」にすると、日本酒が適度に冷やされ、徐々に水で薄まっていくため飲みやすくなります。

好きな飲みものや旬のフルーツを入れて「日本酒カクテル」を作るのもおすすめです。一口サイズに切ったフルーツと日本酒を一緒に注げば、サングリア風に楽しめます。爽やかな炭酸水で割ると、さっぱりとした飲み口の「日本酒ハイボール」になります。

さまざまな楽しみ方で日本酒の苦手を克服しよう

今回は、日本酒が苦手な方向けに、おすすめの日本酒の選び方と飲み方をご紹介しました。日本酒には多種多様な味わいがあり、飲み方によってさまざまな楽しみ方があります。日本酒に苦手意識を持つ方でも、日本酒の選び方や飲み方によってはおいしく楽しめるかもしれません。