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日本酒ラベルのコレクションとは?きれいに剥がす方法と楽しみ方


見た目も味わいも、非常にバリエーション豊富な日本酒の世界。好みの味わいを見つけたときや、珍しい日本酒に出合えたときに「忘れないように記録しておきたい」と思ったことのある方も多いのではないでしょうか。

そこでおすすめなのが、日本酒のラベルのコレクションです。今回は、日本酒ラベルのコレクションの魅力、日本酒ラベルをきれいに剥がす方法などについてご紹介します。

日本酒ラベルのコレクションとは

日本酒ラベルには、製法や原材料などの項目が記載されており、お酒の特徴を読み取ることができます。またデザインにこだわったラベルだと、味わいや香りを視覚的にイメージできるものもあります。

従来の日本酒のラベルと言えば、銘柄名を筆文字で大書するスタイルが定番でした。しかし日本酒が多様化している今、日本酒のラベルデザインのバリエーションも豊かになってきています。

カラフルだったり、イラストやキャラクターが描かれていたりと、そのお酒の味わいや香りがイメージできるようなさまざまな工夫が凝らされています。銘柄名を示す字体も筆文字だけでなく、丸みを帯びたかわいい字体からポップな印象の字体までさまざまです。

日本酒にはたくさんの種類があるからこそ、飲み干してしまうとどんな日本酒だったか忘れてしまうこともあります。日本酒ラベルをコレクションすることで、自分が飲んだ日本酒の記録を残せます。

日本酒ラベルをきれいに剥がす方法

瓶にしっかりと貼り付けられたラベルは、無理にはがそうとすると破れたりシワができたりすることもあります。ここでは、日本酒ラベルをきれいに剥がす方法を見ていきましょう。

水につける

日本酒ラベルの多くは、水溶性のりで貼られています。そのため水に浸けておくと、きれいに剥がしやすくなります。

バケツに水を張り、瓶全体が浸かるようにして1~4時間ほどおきます。のりが水で溶けて柔らかくなるため、破れないようにそっと剥がしましょう。水に浸けてもなかなか剥がれない場合や、水に浸ける時間を短縮したい場合は、お湯を使うのがおすすめです。

熱で剥がす

耐水性のない和紙や紙素材でできた日本酒ラベルは、長時間水に浸けているとダメージを受けてしまいます。そこでおすすめなのが、熱で剥がす方法です。粘着剤は熱と紫外線に弱いため、熱を加えることでのりの成分が柔らかくなり、剥がしやすくなります。

手軽にできるのが、ドライヤーの温風をあてる方法です。一番弱い風量に設定して、少しずつ温めます。シールの接着剤がゆるんだら、角の部分を少し剥がし、さらに接着面に温風を当てながらゆっくりと剥がしましょう。

また、やかんに少量のお湯を沸かしてその蒸気をあてる方法もあります。数秒あてたら少し剥がし、再度蒸気をあてながら少しずつ剥がしていきます。

リモネンを塗りながら剥がす

すぐに剥がしたいなら、リモネンを塗りながら剥がす方法だと即効性が高くおすすめです。「リモネン」とは、レモンやオレンジなど柑橘類の皮に豊富に含まれている精油成分で、香料や天然物由来の溶剤としてよく使われます。

シールの粘着剤を溶かしてくれるため、ラベルの角にリモネンを塗って数分おくと剥がれやすくなります。剥がれた部分にまたリモネンを塗り、少しずつ剥がすときれいな仕上がりになります。しかし手やラベルにリモネンの香りが染みついてしまうため、香りが苦手な方には不向きです。

日本酒ラベルのコレクションの楽しみ方

日本酒ラベルをきれいに剥がしたら、画用紙や好みの台紙に貼り、本に挟んでまっすぐにしましょう。水に浸けていた場合は、キッチンペーパーで挟んで水気をとります。

仕上がったコレクションは、専用のファイルに保管したり、額縁に入れて飾ったりして楽しめます。部屋のインテリアとして飾ると、居酒屋のような雰囲気を醸し出せて、自宅での晩酌の気分も盛り上がるでしょう。

日本酒ラベルのコレクションを楽しんで

今回は、日本酒ラベルのコレクションの魅力、日本酒ラベルをきれいに剥がす方法などについてご紹介しました。紙質やデザインも多種多様な日本酒ラベル。ラベルをコレクションすることで、後で見返したときに、その日本酒の味わいや飲んだときの思い出などが蘇ります。