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甘党必見!日本酒とチョコレートのおいしいマリアージュ


日本酒に合うおつまみと言えば塩辛い物や和食などが定番ですが、いつも同じ組み合わせだとマンネリ化してしまいますよね。一味違った組み合わせで日本酒を楽しむなら、チョコレートと合わせるのがおすすめです。今回は、日本酒とチョコレートのおすすめの組み合わせや楽しみ方についてご紹介します。

チョコレートと日本酒は相性抜群!

ウイスキーやラム酒、シャンパンなどの洋酒と合わせるイメージが強いチョコレートですが、意外にも日本酒との相性もバツグンです。相性が良い理由のひとつは、共通点の多さです。

チョコレートと日本酒は、どちらも微生物の働きを利用して食物を変化させる「発酵」によって作られます。この製造過程で生まれた甘味や酸味、苦味、コクなどが絡み合い、複雑かつ繊細なバランスのおいしさを構成します。チョコレートと日本酒を合わせることで一体感が生まれ、より深い味わいを楽しめます。

またチョコレートは、口に入れると舌の上でゆっくりととろける滑らかな舌触りが特徴です。日本酒も古酒や貴醸酒など種類によってはとろりとした舌触りのものがあり、チョコレートと合わせやすいです。

日本酒とチョコレートのおすすめの組み合わせ

チョコレートと一口に言っても、その種類はさまざまです。苦味の強さやフレーバーも多岐にわたるため、日本酒とどう組み合わせて良いか悩んでしまいますよね。ここでは、日本酒とチョコレートのおすすめの組み合わせをご紹介します。

ミルクチョコレート

ミルクチョコレートは、カカオマスに砂糖と乳原料を加えて作られるチョコレートです。カカオマスの比率は20~40%ほどのものが多く、苦味が弱く甘味が強いのが特徴です。ミルクのまろやかな風味を生かすには、とろりとした舌触りの貴醸酒、長期熟成の古酒などがよく合います。またしっかりとしたコクと甘味のある生酛造りの日本酒もおすすめです。

ホワイトチョコレート

ホワイトチョコレートは、カカオバター、乳製品、砂糖などで作られる白いチョコレートです。苦味や渋味のもととなるカカオマスが配合されていないため、クリーミーで濃厚な甘さを味わえるのが特徴です。

コクのあるなめらかな口どけのホワイトチョコレートをくどくなく味わうには、華やかでフルーティーな吟醸酒や、スパークリング日本酒と合わるのがおすすめです。優しい甘みが口の中に広がりつつ、さっぱりとした後味で楽しめます。「ホワイトチョコレートは甘すぎてあまり好きではない」という方も、日本酒と組み合わせることで風味や酸味がプラスされ、また違った印象になるでしょう。

ビターチョコレート

ビターチョコレートは、カカオマスに砂糖と少量の乳原料、もしくは乳原料を使わず作られるチョコレートです。カカオマスの含有量が40%以上と高いため苦みが強く、芳醇なカカオの香りを感じられます。甘みと苦みのバランスが程よいビターチョコレートには、甘さを抑えた辛口の酒や低アルコールの日本酒がよく合います。カカオ本来の味わいと香りを楽しむため、クセのないあっさりとした味わいの日本酒もおすすめです。

チョコレート×日本酒をもっと楽しむ飲み方

チョコレートと日本酒をよりおいしく味わうには、双方の一体感を楽しめる「温度」が重要なポイントです。チョコレートは、室温が暑すぎても寒すぎても風味や食感が損なわれてしまいます。チョコレートをおいしく食べられる室温は18~20℃です。冷蔵保存の場合は食べる前に取り出して、常温に戻してから食べると良いでしょう。

日本酒は、20度前後の常温(冷や)から40度くらいのぬる燗がおすすめです。チョコレートが口の中でほどよく溶けて、日本酒の風味がふわりと広がり調和します。

日本酒とチョコレートのベストマッチを堪能しよう

今回は、日本酒とチョコレートのおすすめの組み合わせや楽しみ方についてご紹介しました。意外にも相性バツグンな日本酒とチョコレートの組み合わせ。チョコレートも日本酒も多種多様な味わいがあるため、好みの組み合わせを探すのも楽しいです。