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日本酒は酔いやすい?悪酔い・二日酔いを防ぐ飲み方をチェック


おいしい日本酒を飲んだ後で悪酔いや二日酔いになると、せっかくの楽しい思い出が台無しになった気分になりますよね。

後からつらい症状で苦しまないためには、悪酔いや二日酔いの仕組みを知り、飲む前や飲んだ後それぞれのタイミングで適切な対策をすることが重要です。

そこで今回は、悪酔い・二日酔いを防ぐ上手な飲み方をご紹介します。

 

日本酒は悪酔いしやすい?

「日本酒は悪酔い・二日酔いしやすい」というイメージを持っている方は多いのではないでしょうか。実は、日本酒だから悪酔いするという科学的根拠はありません。

人が酔う原因は、科学的にはアルコールとアセトアルデヒドの2つだと言われています。ほかの要素はあまり関係がないため、日本酒だけがほかのお酒と比べて特別悪酔いしやすいということはないのです。

日本酒のアルコール度数は、一般的に13~15度前後と言われています。ワインだと12~14%、焼酎は25%、ウイスキーやジン、ウォッカだと40%以上で、ほかのお酒と比べても決して高くはない数値です。

アルコール度数のわりにはすっきりと飲みやすいものが多いため、つい飲みすぎてしまうことが悪酔いや二日酔いのイメージにつながっているのかもしれません。

 

悪酔い・二日酔いしないための対策

では、悪酔い・二日酔いしないためにはどう日本酒と付き合っていけば良いのでしょうか。ここでは、飲む前、飲んでいる時、飲んだ後でのそれぞれの対策をご紹介します。

飲む前

まず飲む前に、自分の体調や適量を心得ておくことが必要です。お酒の強さは、肝臓のアルコールを代謝する能力の差によって個人差が大きいもの。同じ量を同じペースで飲んだとしても、悪酔いや二日酔いする人としない人に分かれます。

睡眠不足や疲れているときはより酔いやすくなるため、注意が必要です。普段飲める量とその日の自分のコンディションによって、飲む量やペースを調整しましょう。

また飲む前に、アルコール以外の水分や食事を摂取しておくことも重要です。空っぽの胃にお酒が入ると、胃壁からアルコールが急速に吸収されてお酒の回りが早くなります。

ウコン配合の栄養ドリンクは、胃腸を整え肝臓のはたらきを助ける効果があると言われておりおすすめです。

飲んでいる時

日本酒を飲む際は、「食事と一緒にお酒をゆっくり味わう」ことを意識しましょう。

ゆっくり飲むことでアルコールの吸収も緩やかになるため、肝臓への負荷が軽くなります。また食事と一緒に楽しむことで、胃の中に入った食べ物が膜を作って胃を保護してくれます。

和らぎ水をこまめに飲むことも重要です。和らぎ水とは、日本酒を飲みながら飲む水のこと。アルコールによる脱水を防ぎ、血中のアルコール濃度を薄める働きがあります。

気分がすっきりとして日本酒の味わいもよりクリアに楽しめるメリットもあります。

飲んだ後

日本酒を飲んだ後は、アルコールの利尿作用によって脱水症状を引き起こしやすくなっています。またアルコールの分解にも水が必要になるため、水分をたくさん摂取するよう心がけましょう。

電解質や水分を素早く吸収できる経口補水液を活用するのもおすすめです。酔いが残っていると睡眠中も脱水のリスクがあるため、寝る前にもたくさん水分を摂取しておきましょう。

また、飲酒後の入浴は酔いがまわりやすくなるため危険です。血圧が変化することで、脳や心臓の発作の原因となることもあります。どうしてもさっぱりしたいときは、湯船には浸からずぬるめのシャワーで短時間で済ませましょう。

 

悪酔い・二日酔いを防いで日本酒と上手に付き合おう

今回は、悪酔い・二日酔いを防ぐ上手な飲み方をご紹介しました。

悪酔いや二日酔いは、自分の体質を理解してしっかりと対策をすることで防げるものです。せっかくのおいしいお酒が苦しい症状で台無しにならないよう、自分に合った対策を見つけましょう。

普段の晩酌から特別な日まで、ぜひ格別な日本酒を楽しんでみてください。