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日本酒は体に良い!?日本酒の栄養素や健康効果を解説


「お酒は身体に良くない」というイメージを抱いている方は多いですよね。たしかにお酒は飲みすぎると体に負担がかかるため、飲みすぎには注意が必要です。しかし日本酒には身体によい栄養素も豊富に含まれており、適度に飲むことで健康維持に役立ってくれます。そこで今回は、日本酒に含まれる栄養素や健康効果をご紹介します。

日本酒に含まれる栄養素

「お米と水」というシンプルな原料でできている日本酒ですが、さまざまな栄養素を含みます。主な栄養素は以下のとおりです。

  • アデノシン
  • アミノ酸
  • ビタミンB6

それぞれの栄養素について解説していきます。

アデノシン

日本酒には、他のお酒と比べて「アデノシン」という物質が多く含まれています。アデノシンとは、体のエネルギー源である「アデノシン三リン酸(ATP)」という物質の代謝産物であり、燃料の燃え殻のようなものです。

アデノシンには、日々の疲れなどで収縮した血管を拡張する働きがあります。適量を飲むことで血液の流れが良くなり、身体が温まったり筋肉がほぐれたりする効果が期待できます。ストレス軽減や、冷え性、肩こりの軽減にも役立ちます。また眠気を感じさせる効果もあり、お酒を飲むと眠くなるのはこの物質による影響です。

アミノ酸

アミノ酸は、筋肉や臓器などのタンパク質を作る基本的な材料です。身体のさまざまな機能を担い、人の体に欠かせません。アミノ酸には、人の体内で作ることができない「必須アミノ酸」が9種類あり、日々の食事から摂取する必要があります。

日本酒にはバリン、ロイシン、イソロイシン、ヒスチジンなどの必須アミノ酸のほか、プロリン、アルギニン、アラニンなどさまざまな種類のアミノ酸が含まれています。アミノ酸が不足すると、筋肉量が減ったり集中力ややる気が低下したりする原因になります。

またアミノ酸は日本酒のコクや旨みのもととなり、日本酒の味わいを左右する要素でもあります。日本酒に含まれるアミノ酸の量は、「アミノ酸度」という数値で表記されます。ラベル等に記載されている場合もあるため、チェックしてみましょう。

ビタミンB6

ビタミンB6は、酵素の働きを助ける「補酵素」として、エネルギー代謝をサポートします。特にタンパク質の分解を助けるため、タンパク質を多く摂取する人はビタミンB6の必要量も多くなります。また、免疫機能の正常な働きを保ったり皮膚の抵抗力を増進したりする働きもあります。

日本酒にはビタミンB6などのビタミンが含まれます。ビタミンB6は不足すると、皮膚炎、舌炎、口内炎といった皮膚や粘膜の異常、けいれんや手足のしびれといった神経の異常を引き起こすリスクがあります。免疫力を保ちこれらの症状を防ぐために、ビタミンB6を適度に摂取することが大切です。

日本酒の健康効果

日本酒を飲むことで、以下のような健康効果が期待できます。

  • 血行促進
  • リフレッシュ効果
  • 食欲アップ
  • 肌の調子を整える

先に紹介した通り、日本酒に含まれる「アデノシン」には血行を促進する効果があります。冷え性や凝りなどさまざまな身体の症状を改善するだけでなく、ストレスを軽減しリフレッシュ効果も期待できます。

日本酒の主成分「エチルアルコール」には胃酸の分泌を促進する効果があり、その結果、食欲を増進させます。この働きを上手く活用した文化が「食前酒」です。

また日本酒は、発酵の過程で生まれる成分である麹菌を含みます。麹菌はシミの原因となる「メラニン」の生成を抑えるため、シミを防ぎ肌の調子を整えてくれます。

飲みすぎには注意!健康的な飲み方は?

体に良い栄養素を豊富に含む日本酒ですが、あくまでアルコールなので飲みすぎは禁物です。大量に飲みすぎると二日酔いで体調を崩すこととなり、逆効果です。急性アルコール中毒のリスクもあります。

日本酒の適量は、一日1合が目安です。しかし人によって適量は異なるため、自分にとってちょうど良い量を守りましょう。

適度に日本酒を楽しんで心身ともに健康に

今回は、日本酒に含まれる栄養素や健康効果をご紹介しました。シンプルな原料ながら栄養豊富な日本酒は、心身に良い影響をもたらしてくれます。

京仕込キンシ正宗では、創醸天明元年(1781年)より京都の水と酒米、そして麹造りにとことんこだわった酒造りを続けています。飲みすぎには注意しつつ、ぜひ適度に楽しんで心身ともにリフレッシュしてください。