「日本酒は太りやすい」「ダイエット中はお酒を飲むべきではない」というイメージを抱いている方は多いのではないでしょうか。お酒が大好きな方にとっては、ダイエット中とはいえ我慢し続けるのは辛いですよね。しかし上手に付き合えば、全く飲んではいけないということはありません。今回は、日本酒のカロリーや糖質、ダイエット中の上手な付き合い方についてご紹介します。
日本酒のカロリーや糖質
日本酒のカロリーや糖質は、種類ごとに以下のとおりです。
100gあたり |
カロリー |
糖質 |
純米酒 |
102kcal |
3.6g |
本醸造酒 |
106kcal |
4.5g |
吟醸酒 |
103kcal |
3.6g |
純米吟醸酒 |
102kcal |
4.1g |
カロリー、糖質ともに最も高いのは本醸造酒です。カロリーが最も低いのは純米吟醸酒、糖質が最も低いのは純米酒と吟醸酒です。
ほかのお酒とも比較してみましょう。
カロリー |
糖質 |
|
ウイスキー |
234kcal |
0g |
焼酎 |
206kcal |
0g |
ビール(淡色) |
39kcal |
3.1g |
ワイン(赤) |
68kcal |
1.5g |
ワイン(白) |
75kcal |
2.0g |
日本酒は米と水を主原料とするため、糖質の含有量はこの中では最も高くなります。カロリーはウイスキーや焼酎と比較すると日本酒の方が低いです。ダイエット中に低カロリーのお酒を楽しむなら、日本酒は良い選択肢となるでしょう。
日本酒は太りやすい?太る原因
では、日本酒を飲んで太るとすればどのような原因が考えられるでしょうか。
まず、飲む量が多いとそれだけ太りやすくなるため、ダイエット中は特に飲みすぎに要注意です。飲む量が多いと日本酒単体での摂取カロリーが高くなるのはもちろん、アルコールの働きにより食欲が増進します。お酒と合わせるおつまみには味付けが濃いめで高カロリーなものが多いため、日本酒自体のカロリーをはるかに超えて摂取してしまうリスクがあります。
また、さっぱりと飲みやすい冷酒は、飲む量が多くなりやすいためダイエット中には不向きです。身体が冷えることで代謝が悪くなるため、ダイエットの効率を下げてしまいます。日本酒を50℃以上に温めた「熱燗」だと身体を温めて代謝を上げてくれるため、熱燗で飲むのがおすすめです。
飲むタイミングも太りやすさに影響します。寝る前に日本酒を飲むと、アルコールが脂肪燃焼の邪魔をして、眠っている間に余ったエネルギーが脂肪として蓄えられてしまいます。また睡眠により肝臓の働きが弱くなるため、糖質から作られた脂肪が体内に溜まっていきます。
ダイエット中の日本酒との上手な付き合い方
ダイエット中でも、工夫次第で太らずに日本酒を楽しめます。ここでは、ダイエット中の日本酒との上手な付き合い方をご紹介します。
1.ヘルシーなおつまみと飲む
アルコールにより食欲が増進されるため、カロリーの総量を抑えるためにヘルシーなおつまみを用意しましょう。野菜をたっぷり使った和食は、ヘルシーかつ日本酒との相性も良いのでおすすめのおつまみです。野菜に含まれるビタミンやミネラルは、アルコールの代謝を助けてくれます。
また日本酒は糖質を多く含むため、糖質の代謝に役立つビタミンB1を含む食材もおすすめです。うなぎ、タラコ、豚肉、豆腐、ぬか漬けなどは、日本酒にもよく合いダイエット中に最適です。
2.水割りやチェイサーと共に飲む
日本酒を飲むときは、水割りにしたりチェイサーと共に飲んだりすると良いでしょう。日本酒を水で割ると、カロリーや糖質量は減り、アルコールによる身体への影響も減ります。また水チェイサーを挟むことで悪酔いを防ぎ、適度な量で留めやすくなります。
ダイエット中でも日本酒を楽しむ
今回は、日本酒のカロリーや糖質、ダイエット中の上手な付き合い方についてご紹介しました。日本酒は米から作られているため糖質は高めですが、カロリー自体は他のお酒と比較してもそこまで高いわけではありません。一緒に食べるおつまみや飲み方次第では、ダイエット中でも太らずに楽しめます。
京仕込キンシ正宗では、創醸天明元年(1781年)より京都の水と酒米、そして麹造りにとことんこだわった酒造りを続けています。ダイエット中の休息のひとときに、ぜひこだわりの日本酒を楽しんでください。