そのまま飲んでもおいしい日本酒ですが、いつも同じ飲み方だとマンネリしてきてしまうもの。「たまには気分を変えて日本酒を楽しみたい」というときにおすすめなのが、日本酒カクテルです。見た目もおしゃれで、お客さんを招いた家飲みにもぴったりです。今回は、定番から変わり種まで簡単にできる日本酒カクテルのレシピをご紹介します。
日本酒はカクテルにもぴったり!
日本酒を使ったカクテルと聞くと意外なように思えますが、実は日本酒はカクテルを作るのにぴったりな素材です。おいしいカクテルには見た目の美しさも重要ですが、日本酒は透明感があるため、仕上がりの色に影響せずきれいなカクテルが作れます。また、原材料はお米と水のみというシンプルな味わいで、ほかの素材とマッチしやすいです。
日本酒カクテルで揃えたいアイテム
日本酒カクテルは特別な道具がなく気軽に作れますが、よりおいしく楽しむために以下のアイテムを揃えるのがおすすめです。
・メジャーカップ
・マドラー
・グラス
メジャーカップがあると素材の分量を正確に量れるため、お気に入りの味の再現性を高められます。グラスは素材や形状によって飲み口が変わるため、好みのグラスがあるとよりおいしくカクテルを楽しめます。マドラーは無くても箸やスプーンで混ぜられますが、スピーディーに均一に混ぜるにはマドラーが一番。おしゃれな雰囲気演出にも一役買ってくれます。
定番人気の日本酒カクテル
ここでは定番人気の日本酒カクテルの作り方をご紹介します。
サムライロック
サムライロックとは、日本酒とライムジュースを合わせたカクテルです。日本酒の独特な香りがライムの爽やかな香りで抑えられるため、日本酒初心者でも飲みやすい王道人気です。さっぱりとした酸味が飲みやすく、暑い季節にもぴったり。
作り方は、グラスに氷を入れ、日本酒とライムジュースを3:1の割合で注いで軽く混ぜます。好みでカットしたライムをトッピングしたら完成です。
日本酒×トニックウォーター
グラスに氷をたっぷり入れて、日本酒とトニックウォーターを1:1で注いだカクテルです。シンプルながら、炭酸のさっぱりとした口当たりと日本酒が相性抜群。そのまま飲んでもおいしいですが、風味づけにレモンやオレンジなどの柑橘類をプラスするのもおすすめです。
フルーティーな日本酒カクテル
季節のフルーツを活かした日本酒カクテルは、見た目にも華やかで気分を盛り上げてくれます。ここでは、フルーティーな日本酒カクテルの作り方をご紹介します。
日本酒サングリア
ワインにさまざまなフルーツやスパイス、甘味を加えて作るサングリアを、日本酒バージョンにアレンジしましょう。まずグラスにフルーツのコンポートをスプーン2杯ほど入れて、日本酒を注ぎます。甘い方が好みなら、コンポートを多めに入れましょう。
コンポートは売っているものを使うのも良いですが、お好みのフルーツを使って自家製コンポートにしても良いです。砂糖50g、水200ccを、砂糖が溶けてフルーツが柔らかくなるまで煮込めば完成です。よりお手軽に楽しむには、コンビニで売っているフローズンフルーツを氷代わりに日本酒に加えるのもおすすめです。
日本酒×生絞りフルーツ
オレンジ、グレープフルーツ、キウイフルーツなど好みのフルーツを搾り、果肉ごと日本酒に加えて軽く混ぜます。フルーツの鮮やかな色合いと酸味、甘味が日本酒にマッチして、飲みやすいカクテルになります。さっぱりと軽い口当たりを楽しむなら、ソーダやトニックウォーターで割るのもおすすめです。
日本酒カクテルで華やかな晩酌を
今回は、定番から変わり種まで簡単にできる日本酒カクテルのレシピをご紹介しました。いつもの日本酒も、カクテルにすることで見た目も味わいも一変します。定番カクテルをマスターしたら、好みのフルーツや素材を足してオリジナルカクテルを作ってみるのも楽しいです。
京仕込キンシ正宗では、創醸天明元年(1781年)より京都の水と酒米、そして麹造りにとことんこだわった酒造りを続けています。少し気分を変えた晩酌をしたいときは、ぜひ日本酒カクテルに挑戦してみてください。