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地元ならではの日本酒を楽しむ「酒旅」のススメ


米と水を原料に造られる日本酒は、その土地の気候や地理から大きな影響を受けます。

そのため全国各地で、その地域ならではの特徴を持った日本酒が造られています。

そんな個性豊かな日本酒を目的に、「酒旅」を楽しんでみませんか?

今回は、日本酒好きにおすすめの「酒旅」の魅力、日本酒がおいしい土地についてご紹介します。

 

日本酒好きにおすすめの「酒旅」の魅力

 

「酒旅」にはどのような魅力があるのでしょうか。ここではおすすめの楽しみ方について見ていきましょう。

その土地ならではの地酒を楽しむ

地酒とは、その土地の文化に合わせ、その土地の材料で造られた日本酒のことです。

かつては灘や伏見以外で造られた地元の酒を指し、少し格の低いものとして扱われていた地酒。しかし昭和の終わり頃になると、新潟の地酒を中心に「地酒ブーム」が起こります。地域の特産品として注目を集め、全国各地でさまざまな地酒が生まれました。

現地でしか手に入らないようなレアな地酒もあるため、酒旅ではぜひ味わいたいもの。その土地ごとに味わいや香り、パッケージにも趣向が凝らされた地酒は、お土産にもぴったりです。

日本酒が豊富に揃うお店で楽しむもよし、テイクアウトして宿でゆっくり楽しむのもおすすめです。

その土地の名物と日本酒のペアリング

そのまま飲んでもおいしい日本酒ですが、せっかくなら食中酒として、その土地の名物とのペアリングを楽しむのもおすすめです。

同じ土地で作られる食材や郷土料理は、その土地の日本酒と馴染みやすいです。

足を運んだからこそ味わえるペアリングを堪能しましょう。

酒蔵を見学する

現代では酒蔵や酒販店のオンラインショップが増えて、どこに居ても全国各地のお酒を入手しやすくなりました。

しかし酒蔵の見学は、現地に足を運ばないとできない体験です。日本全国には歴史ある酒蔵が点在しており、中には日本酒の製造工程を見学したり試飲したりとさまざまな体験ができる酒蔵もあります。

事前に見学を受け入れている酒蔵をリサーチしておきましょう。

 

日本酒がおいしい土地は?

では、日本酒がおいしい土地へ「酒旅」するならどこが良いのでしょうか。

ここでは「酒処」と呼ばれる日本酒の有名な産地をご紹介します。

兵庫県・灘

兵庫県の灘は、日本三大酒処にも数えられる日本の代表的な酒の名産地です。

江戸時代には灘から江戸への物資輸送の本拠地でもありました。「山田錦」という酒米と、ミネラルが豊富な「宮水」という地下水、そして古くからの技術を受け継ぐ杜氏と、高品質な酒造りに欠かせない要素が揃っています。

酒造りの歴史に触れられる文化財や博物館も数多く点在し、観光地としても人気です。

新潟県・魚沼

新潟県の魚沼は、米どころとしても知られる土地です。

良質な米と雪解け水からなるまろやかな伏流水、越後杜氏の伝統技から生み出される、淡麗辛口の日本酒を楽しめます。

広島・西条

広島の西条も日本三大酒処のひとつで、酒造りに適した気候と地下水に恵まれています。

7つの酒蔵が立ち並ぶ「西条酒蔵通り」や明治時代にタイムスリップしたかのような街並みなど、観光地としての見どころも満載です。

京都府・伏見

日本三大酒処の最後のひとつ、京都府の伏見です。伏見における酒造りの歴史は、はるか昔、弥生時代にまで遡ると言われています。

安土桃山時代には豊臣秀吉によって伏見城が築かれ、酒造りの伝統もさらに発展しました。良質な伏流水から生まれるまろやかな口当たりの「女酒」を楽しめます。

日本酒の魅力を堪能する「酒旅」

今回は、日本酒好きにおすすめの「酒旅」の魅力、日本酒がおいしい土地についてご紹介しました。

観光と併せて、その土地ならではの日本酒や食文化を味わえる「酒旅」は、日本酒好きにはたまらない楽しみ方です。

旅先で好みの日本酒を探すもよし、好きな銘柄のルーツを探るもよし。日本酒の魅力を存分に堪能しましょう。